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【全11冊】8月に読んだ本のご紹介~秋の夜長にみんなも読もうぜ

2019年版のプロ野球スピリッツをやり過ぎて、気づいたらこんな時間だ。

ペナントの7月4日時点で、青木は200本安打を達成し、バレンティンは150打点、小川は14連勝中だ。
テレビ画面は「試合へ」のボタンをチカチカさせて、早くコントローラを握るように、と誘惑してくる。

ゲームばかりやっていても、虚無感だけが部屋中を覆うので、ブログを更新する。

本日は、8月中に読んだ本を列挙して、今までに書いた関連記事や軽い感想などを述べていく。

是非、気に入った本があったら手に入れてみて欲しい。
そして、感想を共有して欲しい。

本記事や詳細記事には、AMAZONのリンクが貼ってある。
ここから買っていただくと私に数円入ってくる。
アフィリエイトってヤツだ。

入金報告の画面を見ると「自分の紹介で買ってもらえた!」という気持ちがして、とても嬉しい。
もちろん、「著者でもないお前に払う金は無い」と気に食わなかったら、本記事のリンクから買わなくても良い。
が、一番は皆さんに読んでもらって感想を語り合いたいという気持ちが強いので、良いと思った物は書店で購入して欲しい。

①遠野遥『破局』

第163回芥川賞受賞作。
ここ数年で一番、「凄い!」と思った作品である。

主人公は大学4年生の話で、私たちの世代に渦巻く感情や境遇が見事に表現されている。

これからの作品が楽しみでならない。
初めて、作家の追っかけになりそうだ。

▼感想を書いた記事は下記から!


②柴崎友香『百年と一日』

33の物語が詰まった作品。
どこかに転がっているような人生たちが、次々に描かれる。
「疑似体験」という小説の醍醐味が詰まっている。

「ああ、私の大きな困難や人生のドラマも、この少ない頁に簡単におさまってしまうんだな」と、悲しくもなる。
逆に言えば、この少ない頁から、他者の人生がいくらでも想像できる。

▼感想を書いた記事は下記から!



③笹井宏之『てんとろり』

笹井宏之さんが若くして亡くなられた後、出版された第2歌集。

現代短歌界に心地よいメロディを残した作品集である。
初めての歌集を買う方にもオススメ。
第1歌集の『ひとさらい』と共にどうぞ。

▼感想を書いた記事は下記から!


④スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』

Webメディアを中心に活動しているフリーライターのスズキナオさんによる1冊。

元は、Web記事である特徴的な軽快さと、次が気になる文章術が巧みである。
目次だけでも読んでみて欲しい。

きっとクリックしたくなる、読んでみたくなる記事だから。

▼感想を書いた記事は下記から!


⑤東直子『千年ごはん』

食事に関するエッセイに、それぞれ短歌が添えられている。

どんな食事にも物語は見出せて、日々の3食が少しだけ豊かになる。
歌人である東直子さんの表現は、家庭料理を時に艶っぽく見せる。

▼感想を書いた記事は下記から!


⑥pha『人生にゆとりを生み出す 知の整理術』

「なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い」

最近の時流では、よく唱えられることだが、これを詳細なアクションプランと一緒に紹介している。
特に、ネットで何かしらの発信をしている人は、一度読んでみても良いかもしれない――Twitterやブログなど。

私は、ビジネス書や自己啓発書は、自分に必要なことだけを見抜き、そこだけを深く読む方法が良いと思っている。

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⑦岡本太郎『自分の中に毒を持て』

岡本太郎のエッセイだが、自己啓発本としても人気を博している。
自分のやりたいことに忠実に、というのは分かるのだが、現実味がないという印象も受けた。

あくまで成功者バイアスのかかった視点から物事が語られ、確かに人生において大事なことが書かれている反面、この本に影響をされた結果、人生が狂わされる可能性も高いと感じる。

「成功」するには相応のリスクを背負う必要があるが、(「成功」を何と定義するかも人それぞれである)本に書いてあることを鵜呑みにせず、自分に落とし込んで考えることが重要である。

岡本太郎の歩んできた道、考え方に一度は触れてみても良いかもね。

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⑧ラッセル『幸福論』(安藤貞雄訳)

大学生の時分、今は無き「コーヒーハウス・シャノアール早稲田店」にて、サークルの後輩と感想を語り合ったことがある。

それだけ聞くと、スピリチュアルに聞こえるかもしれないが、政治経済学部・商学部・文化構想学部が集まって「幸福とは何か?」という壮大なテーマを考えるって、大学生の特権だったと思う。

改めて、幸福を考え直したい今、再読をした。

皆も一度は、「幸福」について考えてみては……?

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⑨堀井憲一郎『いますぐ書け、の文章法』

ブログを書きたい、ライターになってみたい、という人にとっては必読書。

ライターになるということは、プライベートを一部曝け出すということ、頭の中にある考えていることを恥ずかしがらずに出すことである。

これは、文章だけで無く、YouTuberやクリエイターなどの面白い物を発信しなければならない人々に通ずる考え方だと思う。

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⑩森博嗣『ナ・バ・テア』
⑪森博嗣『ダウン・ツ・ヘヴン』

『スカイ・クロラ』シリーズ全6作のうちの2冊を読んだ。
1冊ずつでも面白いが、3冊、4冊と読み進めて行くに連れ、ストーリーが絡み合い、この世界に惹き込まれていく。

「スター・ウォーズ」などの何度も観るたびに味が出てくる作品が好きな人には、オススメのシリーズである。

まだ私もシリーズすべてを読めていないので、これからの展開が楽しみだ。

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1冊くらいは、お眼鏡に適う作品がありましたでしょうか?
是非、読んでみてくださいね。読書の秋ともいいますし。

うちは1階なので、毎日ベランダで鈴虫が鳴いています。

おまけ(雑誌)

POPEYE~インターネットで何してる?~

羊文学の塩塚モエカさんが誌面でコメントしていたので、買ってしまった。
羊文学は、私が主催したROCK STEADY WASEDA企画「MUSIC UTOPIA」に出演していただいたバンドである。どんどん活躍の幅を広げており、とても嬉しい。

 


角川「短歌」

短歌の雑誌、みなさん買ったことありますか?
私は、この雑誌に付録されているハガキから公募大会に応募することもある。

 


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