電車移動の暇つぶしに、彼女がVOGUEの占いを見せてくれた。
今日のラッキーアイテムは「スチールラック」だそうだ。
その名の通り、スチール製のラック。
そんなものに、当日中に関わることがあるだろうか。
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2020年8月9日、横浜アソビルで行われているバンクシー展へ行った。
「BANKSY GENIUS OR VANDAL?~バンクシー展 天才か反逆者か~」
https://banksyexhibition.jp/
ストリートに描かれた一過性の作品だからこそ、バンクシーである。だから、こういった展覧会はナンセンスだという声もある。
しかし、にわかファンとしては、非常に面白かった。バンクシーについて知り、もっと勉強してみたい。入り口にはピッタリだ。
ネタバレになってしまうので、画像はここらへんにしておくが、特に印象的だった言葉について少しだけ言及する。
The greatest crimes in the world are not committed by people breaking the rules but by people following the rules. It’s people who follow orders that drop bombs and massacre villages.
Banksy, “Wall and Piece”
簡単に和訳すると、こうなる。
「世界で最大の犯罪は、ルールを破る人々によってではなく、ルールに従う人々によって実行される。こういった人々が、爆弾を落とすことや虐殺を行うことの命令に従う。」
染みる。
思考停止するな、と言われている。
そうだ、そうだと同意しつつ、自分への恐怖も感じる。
私も、会社のルールに従って、イヤイヤと言いつつ、大阪赴任をしているのだから。
とはいえ、極限な状態でルールが破れない人を一概に責めることはできない。
構造や社会の問題だからだ。
転職活動や転勤交渉をしてなお、感じる。
今の社会では、無力な人々はルールに従うことしかできないことが、ままある。生きるために。
もちろん、ルールを破れる人はいる。
強い、と感じる。
私には、今すぐに構造を変えることができない。「無力からの脱却」と「構造下で楽しむ」ことを目指していかねばならない。
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帰り道、彼女から、この本屋さん知ってる?と聞かれた。
知らない、と答えながら、リンクを開く。
好書好日「松村貴樹さん、大阪・東住吉の「LVDB BOOKS」に連れてって」
https://book.asahi.com/article/13606484
大阪・東住吉にある「LVDB BOOKS」という素敵な本屋さんを紹介した記事だった。
店主である上林さんの「ちょうどいいから」という言葉が心に残った。
働く配分って、そのような感覚的なものでいい気がした。下記に引用する。
6月から営業日を一つ減らして、「金土日月」を開店日とされている。4日間にしたのはどうして?と聞いてみると、「ちょうどいいから」とのこと。それ以外は翻訳の仕事や通販の発送などこなしているそう。
本屋さんに行くまでのお弁当屋さんの件も面白い。
多様性あるメニューとデザイン性高い値札が興味をそそった。
その一節を引用する。
駅から離れて北向きに歩いて10分弱。「花まる弁当」に到着。軒先のスチールラックにビッシリと陳列されているのがどうやらお弁当!
みなさん、お気づきだろうか。
「スチールラック」が出てきたのだ。
本当に出会っちゃった。
この記事が、本日のラッキーアイテムだったんだ。
大阪へ戻ったら、JR南田辺駅で降りてみよう。
「花まる弁当」のお弁当を食べ、「LVDB BOOKS」に行こう。
なんだか、幸運が舞い降りてきそうだ。
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